07月12日(日) 07月15日(水)

7月12日(日)
金曜日、3週間ぶりの検査にいってまいりました。

ここで免疫抑制剤の効果がないと判断されると、
今後の展開が厳しくなります。

どうにか効いてて欲しいと願っていましたが…。


いつものように助手先生に経過を伝えてまっしゅを引き渡し、
一時間後呼ばれて診察室に入って行くと、
久々に主治医のMr,肝臓先生がいらっしゃいました。

Mr,肝臓先生が出てくるということは、
良くも悪くも重要な発言があるということです。


肝「最近様子はどうですか?」

S「はい、見ての通り絶好調です」

肝「そうなんですよね~…でも数値のほうは…」

S「相変わらずダメですか…」

肝「残念ながら免疫抑制剤が効いているとは言いがたいですね…
  ワンちゃんを診ないでこの結果だけをみたら
  どの先生もこんなに元気であるとは想像出来ないと思います」


S「…ははは、でも本当に元気なんですよ」

肝「本当に不思議ですよね…
  さて、今後どうしていくかという話になりますが、
  まずは一旦免疫抑制剤を切ってみるということを考えています。
  切ってみて数値が変わらなければ効いていないことになりますし、
  数値が悪くなれば効いてて現状を維持していたことになります」

S「…つまりはまた振り出しに戻るということですね…」

肝「免疫抑制剤は本来ステロイドと併用して使うことで
  その効果を最大に発揮出来るものですからね…
  でも、この子の場合は糖尿でそれが出来ないので
  単独で使用したのですが…」


S「以前使っていたウルソなどの強肝剤の類はどうでしょうか?
  糖尿になってあれを切ったタイミングで
  肝臓の数値が上昇してきたように思うのですが」


肝「副作用もないものなのであげても全然かまいませんが、
  あくまで補助的な効果であり、肝硬変の決定的な治療薬にはなりませんね…」


S「…では他には…」

肝「血糖値が落ち着いたということから
  リスクを押してステロイドを投与してみるという方法もありますが…」


S「…血糖値が落ち着いているといっても
  インシュリン10単位も打ってようやくですよね。
  糖尿であることには変わらないまっしゅに
  ステロイドを投与していいものでしょうか」


肝「…よくないと思います。
  糖尿にステロイドは厳禁と言われていますし、
  確実にリスクが高いものだと思います。
  そして実際、肝硬変と糖尿を同時に治療した症例などないので
  どうなるのかは完全なる賭けになります」


S「……」

肝「ただ、現状この子はとてもいい状態を維持しているので
  無理をしてそのバランスを崩していいものか悩みます。
  しばらくこの状態で様子を見て、状態が悪くなったら
  試すという形でもいいのかもしれませんね…」

S「元気なうちに、ではなく体調が悪くなってから
  リスクの高いことをするのですか?」


肝「今元気であるこの子に下手に危険な治療をはじめて
  バランスを崩すことのほうが問題があるように思えます」

S「…つまりは、現状は肝臓に関しては西洋医学的な措置はとらず、
  あとはホリスティック・ケアや東洋医学的な方法で生活していく、と…」


肝「…う~ん…そうですね…
  漢方なども私は専門ではないのでなんともいえませんが
  効く子には効くようですが実際悪くなってる子も
  結構見ているので難しいところですね…」




以前、糖尿病を併発し、インシュリン抵抗で高血糖が続き、
手足は腫れ、目は濁り、日に日に痩せていくまっしゅを見ていた時は


“症例がないことでも賭けでもいいからなんでもやってみて欲しい!!”


と強く思ったものでした。

あの時は何かしなければ、すぐにでも死は目前に迫る勢いだったのです。


しかし現状は見た目にも元気いっぱいなまっしゅ。

あの辛かった高血糖をようやくコントロールできた苦労を考えると、
“糖尿を悪化させる”という、あまりにリスクの高いステロイド治療を
率先してやりたいとはどうしても思えません。



そうしている間もまっしゅは助手先生や研修医さんたちに甘え、
無邪気に周囲の笑いをとっています。

その姿を目を細めつつ見て微笑んでは


肝「本当に不思議な犬ですね…」


と、何度もつぶやくMr,肝臓先生。


そうなんだよ。

まっしゅは不思議な犬なんだよ。

だから糖尿だってこのまま治っちゃうし、
肝硬変だって治療をなんにもしなくたって
どんどん良くなっていくんだからっっ


その後待合室でいつものように助手先生と対談。

若くて陽気で明るい助手先生は、
いつもMr,肝臓先生にうまく聞けないことをフォローしてくださいます。

(権威ある(?)Mr,肝臓先生に質問するのは
言葉選びがとても難しいのです(苦笑))


S「体調が崩れた時にステロイドを
  やるというのははたしていい判断なのでしょうか…」


助「そうですね…お母さんがどうしてもすぐにやりたいというなら
  我々はその意思を受けて治療をやりますが、
  私はまっしゅはもっと体重がのってしっかりしてからでいいと思いますよ。
  増えてきたといってもまだまだ7.5キロ前後ですし、
  この子は10キロあってもいい体格ですもんね。
  また治療によって一時的にガクンと体重が落ちたとしても
  乗り切れるくらいになってからまた考えましょうよ」



…あぁ、この言葉にはちょっと救われました。


まっしゅは元気といえどもまだまだかなり不安定。

肝臓の治療をしないことには根本的に
それを改善することは出来ないので焦ってしまいますが、
まずはそれに備えて今出来ることを頑張っていこうか。


S「そうこうしている間に肝硬変に劇的に効く
  新薬が開発されちゃったりしませんかね(笑)」

助「出てくるといいですねぇ~(笑)」


次の検査はまた三週間後。

その間肝臓に対して治療は一切しませんが、
現状が悪化しないこと、そして今より少しでも良くなっていることを願います。




さて、そんな飼い主の苦労も知らず、
まっしゅはなにやら川を覗いているようですが…



S「どうしたのまっしゅ?」




S「財布って…まっしゅあんたそんなもん何に使ってたの(笑)」



S「だってお金持ってないまっしゅが財布なんてねぇ?」



S「…いいけどもう少し健全な稼ぎはないわけ?汗水たらして働くとかさ」



S「ん?体育館?清掃の仕事でもさせてもらうの?モップ犬だし」




まっしゅ、あれは中年ママさんバレー集団だぞ!


…じゃなくってっっっ(焦)



だーから健全に働けよっっ(爆)





前回の検査の後サプリの内容を見直し、
すぐに効果がわかりやすい糖尿のほうは
いい傾向に向かっていると確信しています。

特にAHCCとD-12はまっしゅに合っているようで、
これからも続けていきたいと思っています。

しかし肝硬変&シャントのほうには
即効性があるものではないので、
長い目で見ていこうと思っています。


朗報もひとつ。

血糖値がコントロールできているので、
おやつやトッピングにお野菜の類が解禁されました。

血糖値を下げる効果のある野菜や肝臓にいい野菜を取り入れて
少しでもまっしゅをいい状態にしてあげることが、今の私に出来ることです。


これからも頑張ります!

7月15日(水)
免疫抑制剤での肝硬変治療をストップしたまっしゅ。

ステロイド治療をするべきか、
やるとしたらいつするべきか、
他に手段はないのか等…

大学病院での検査結果報告と共に
三瓶先生の元へ相談に行きました。


三「う~ん…難しいねぇ…。ステロイドは糖尿に厳禁なのだから
  やるとしたら大きな賭けになるわけだよね。
  それをいつやるかなんだけど、やっぱり状態がいいところに
  バランス崩すようなことはしたくないよね…」

S「はい、そうですよね…。でも状態が悪くなってから
  リスクの高い治療をやるのもどうなのかな…という気持ちも…」

三「そうなんだよなぁ~、そこなんだよね~
  だけどこれはよく老犬の飼い主さんに話すことなんだけどね。
  状態が安定している時はいつもと変わりない生活を
  送らせてあげることが長寿にひけつだってよく言うんだよ。
  だからまっしゅもこうして奇跡的にも調子がいいということは
  今の状態を維持で出来るようにしてあげることが一番かなぁと…」

S「と、なるとやはり東洋医学的な漢方とか
  ホリスティック・ケアなどでのサポートとなりますかね…」

三「漢方ねぇ…。俺はあんまり信用してないんだよねぇ…
  いや、合う子には合うんだけど合わない子には副作用があるしね。
  自分自身漢方で痛い目にあってるからあまり薦めたくはないなぁ」

助「私も漢方薬で顔が腫れてひどいことに
  なった経験あって漢方はちょっと…」

S「とはいえステロイドよりは危険ではないですよね…
  何かやれないかと思ってやっぱりいろいろ考えてるんですよ」

三「そうだねぇ…漢方やるくらいなら核酸治療を薦めるかな」

S「あ、核酸ってAHCCなどと同じように割と
  医学的に効果があると言われてるものですよね
  確か肝硬変にも効果があるとか…」

三「うん、俺が知ってるのはガン治療なんだけどね。
  こんなにデッカイ腫瘍があってヨーキーに核酸サプリ薦めたら、
  本当にすっかり腫瘍が消えて元気になっちゃったんだよ。
  あと、皮膚病でハゲてた子がふっさふっさになったりもしてるしね」

S「核酸ですか…」

三「ただその腫瘍克服したヨーキーね、せっかく元気になったのに、
  その後焼き鳥の串を喉に刺してなくなっちゃったんだよね…」

S「うわ、切ない…、なんかのショートストーリーの
  悲しい結末みたいでやり切れませんね…」




結局、亡くなる運命の子は何しても亡くなる。

そして生きる運命の子は何しなくても生きる。



なんというか哀しいながらに深い教訓を含むエピソードで…

いい意味で腹をくくれた気がします。


話してくれた三瓶先生に感謝です。


まっしゅのこの生きようとする底力、ハンパなパワーじゃないよね。


だいじょうぶ

だいじょうぶ

まっしゅはきっとだいじょうぶ




さて、そんな心配もしるよしもないまっしゅさん。




まっしゅは歩いてて背中のチャックが見え始めたら
トリミングのタイミングとなっています。

しかし今回は入院騒ぎがあったため、いつもより一ヶ月遅れています。


S「まっしゅ、暑いでしょ。そろそろカットの予約入れるよ」



S「ん…?」


S「また何か余計なことを…」


S「…」


S「…」




そんなもん誰もいらないしっっ(爆)




んなもん知るかっっ(爆)







もしみなさんのワンコが

「命にかかわるふたつの病気を持っていて そのうちのひとつの治療をすると もうひとつの病気が
 悪化すると言われている。
 以前そのもうひとつの病気が悪化した時とても苦労したため それがどんなに大変なことか実感
 している。
 そしてそっちの病気が原因でダメになってしまう可能性も高い。

 しかも現状は奇跡的にとても元気な状態なため、 やるならば体調を崩してからのほうがいいの
 ではとも言われている。
 治療をしなければ病気は確実にどんどん進行するが その治療をしても進行を遅らせることは
 出来ても治る病気ではない」

と、いう状況となった時どのような判断をするでしょう?





私はただただ…



まっしゅの底力を信じます。