09月13日(日) 09月17日(木) 09月18日(金)

9月13日(日)
金曜日、大学病院へ行ってきました。

利尿剤の効きがイマイチであることから、
現在の二倍の量が処方されることに。


助「キツイ利尿剤は腎臓に負担がかかるので、
  腎臓の数値と相談しながら投与することになりますが、
  今のところまっしゅの腎臓の数値は大丈夫そうですね」


S「これで腎臓まで悪いなんてことになったら泣きますよっっ
  それで効かない場合はやはり針で抜くことになるんですか?」


助「そうですね、もっとぱんぱんに膨らんで
  苦しくてしょうがない状況になったら
  利尿剤と併用しながら針で抜くことになるとは思いますが…
  やはり養分が溶け込んでいるものなので
  出来れば抜きたくないですよね…」


S「…あの、そういう状況になっても“そろそろ覚悟しなくちゃ”と
  思わなくてもいいものなのですか?」


助「腹水抜きながらも小康状態保って
  そのまま長く生きてくれる子もいますし、
  もうダメだ…と悲観することでもないと思っています」



そうか…

まだまだ頑張れるんだよね。


次は1週間後にまた検査にくることに。

ようやく3週間に一度になったかと思ったんだけどね…



ぱんぱんに張ったお腹を見てると可哀相になって、
どうにかしてあげたくてとてももどかしい毎日ですが…


とにかく今はまっしゅをこまめに散歩に連れ出し、
出来るだけおしっこをさせてあげます。



S「ゆっくりでいいからね。何度も休んでマイペースで歩こうね」



と、公園脇の道を歩いていたところ…



S「ん?まっしゅどうしたの?」




S「え?なになに??そこは一体…???」




S「貴金属の工場じゃん!」




やーめーなーさーーーーいっっっ!!(爆)


9月17日(木)
まっしゅ、本日緊急入院し、現在危篤状態です。



ここ数日、腹水が引かず食欲が落ちてしまったまっしゅ。

手を変え品を変えいろいろなものを
与えてみましたがなかなか受け付けてくれず…


昨日は一晩中吐き続け、
しまいには水を飲んでも吐くように…


お腹が苦しくどんな体勢もきついようで、
落ち着きもありません。


更にほとんど水状態の下痢がお尻から垂れ流し状態となり、
たった1日で激しく状態が悪化。


大学病院に連絡すると、
これはもう、腹水を抜く処置以外には
考えられないということで、早速連れていくことに。


腹水抜いたらゴハン食べられるようになるよね?


病院のトイレはワンコも一緒に入れるので、
まっしゅ、女子トイレにも入れちゃいます♪



そして今回は助手先生ではなくMr'肝臓先生登場。


先「まずは腹水を抜くこととなりますが…
  腹水を抜くこと自体はそんなに難しい技術ではないのですが、
  抜くことによってショック症状を起こしたり、
  栄養分が取られることでバランスを崩し易くなります…」



S「…はい…」



先「点滴をしながら行いますが、それだけではもう厳しいので
  輸血をしてアルブミンをはじめとする栄養を補う方向で行きますが…」



S「…はい…」



先「輸血をするとアンモニア濃度が上がり易く、
  肝性脳症の症状が出てしまうこともありますし、
  やはりいろんな面でリスクが高いことをご理解ください」



S「…はい…」



先「これは極めて正しい肝硬変の末期の症状です。
  本来であればもっと早くこの症状が出てくるはずだったものが、
  ここまでもったのはやはりこの子のバランスだったのかなぁと…」



S「……」



先「では、あとどのくらいもつのかと言われますと…」



S「……」




先「こうなってしまった以上、2週間…くらいでしょうか…
  正直1ヶ月単位ではお伝えすることが出来ません…」





に、2週間!!


あまりの短さに動揺が隠せません。

先「今日はこのままお預かりして、腹水を抜き輸血をし、
  それでうまく状態が上がってきてくれれば、
  またこの処置を繰り返していくこととなると思います。
  利尿剤は注射で打つ形を取りたいと思っていますが、
  それは三瓶先生の病院で処置していただくこととなると思いますので
  毎日打つかそうではないかは三瓶先生とご相談させていただきます」



S「食事のほうは…」



先「血糖値は安定していますので、
  食べられるなら好きなものを与えてください」





とにかく腹水さえなんとかしてしまえば、
絶対まっしゅは復活する!


そう信じて病院にまっしゅを預け、
ペットショップにまっしゅの食べられそうな食材を買い込みに行きました。


“好きなものを与えてください”


このセリフは、ある種“回復の見込みのない子”に
伝えられる言葉であると知っています。

確実に“覚悟”を決めなければならない時期が来ているのだと…


明日戻るまっしゅに備えて、あらゆるものを用意して、
ブログを更新しようとパソコンの前に座ったところ、


RuRuRu…


大学病院からの電話です。


恐る恐る出てみると、明るい助手先生が
恐ろしく低いテンションで話しだします。


助「まっしゅの腹水を抜かせていただいたのですが…
  意識レベルがかなり低下してしまいまして、
  来ていただけますでしょうか?
  これから輸血をはじめるところなのですが、
  もし飼い主さんのご希望があれば
  連れて帰っていただくことも出来ますので…」




そ、それってつまり、

“最期をご自宅で看取りますか?”

と聞かれてるんですか??


え?なんで? 確かに元気はなかったけど、
さっきまで女子トイレとか入ってはしゃいだり、
周囲の人たちに愛想ふりまきまくってたのに!!


あまりの急な展開に私自身気持ちがついていきません。


とにかく慌ててまっしゅの元に走ります。


ICUのケージに入れられて輸血を受けているまっしゅと対面。

私が来た時少しだけ身体を起こして反応してくれたものの、
後はほとんど死んだ魚のように目を開いたまま眠っています。

まっしゅを抱き締めキスしても、
お腹をゆっくりさすっても、
まっしゅは全然反応せず、

ただただ黙って眠っているのです。


助手先生と会議で後から駆けつけたMr'肝臓先生と話し合い…


まっしゅは血中アンモニア濃度が急激に上がり、
肝性脳症の発作で意識がなくなっているとのこと。

その処置は病院でなければ出来ないということ。

輸血は最期の砦でもあり、一晩かかる処置であるということ。


それらがうまく作用してくれれば意識が戻る可能性もあるけど、
今晩の山を越えられるかどうかも厳しいということ。



これらのことをとことん話し合った上で…


私は今晩は病院にお願いするという決意をしました。


家に連れて帰ってくるのは諦め

病院ならまだやれることがある


まだそれらの処置で意識が戻る可能性も残ってるのなら、
私はそれに賭けたいと思いました。


それは同時に、まっしゅの死に際に会えないかもしれないという
辛い賭けではあるのですが…








覚悟はもう出来ています。


でも、出来ることがるうちは、諦めてしまいたくないのです。





明日の朝、まっしゅと無事に対面できる事を信じて…


9月18日(金)
平成21年9月17日 23時29分、
まっしゅは病院のICUにて私に看取られ虹の橋を渡りました。

詳しくはまた落ち着いてからお伝えしたいと思います。


まっしゅは本当に頑張りました。


皆さまからのエールやパワーが力となりました。




本当に本当に心からありがとうございました。